2014年07月11日

7.ハウスクリーニング特約


 不動産屋の言い分

 例え入居者様がすぐ引っ越したとしても、どんなに部屋をキレイに使用していようが、退去時にどんなに行き届いた掃除をしたとしても、ハウスクリーニング費用は
入居者様負担で、皆さんにお支払いいただいてま〜す^^



 そもそも・・・?

 一昔前まで、ハウスクリーニングは、賃貸借契約書に入居者負担と書かれることは、ありませんでした。

 しかし、ハウスクリーニングを入居者負担と賃貸借契約書に記載しておけば入居者が ためらうことなく支払うので、それに味をしめて最近では ハウスクリーニング代や
エアコンクリーニング代までもを入居者に請求しているようです。


  国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」
  (法律ではないので拘束力はありません)

  『大家さんは家賃という対価を得ている以上、入居者に対して使用収益させる義務を負っており、大家さんは使用収益させるための修繕義務を負っている』 とされていますので、ハウスクリーニング費用は原則、大家さんが全額負担するべきものとされています。


 上記のような決まりがあるにも関わらず、賃貸借契約書にこの特約を載せてくるのは理由があります。

 以下(@〜B)のすべてを満たせば、特約は有効とされやすいことを、過去の判例から学んだ不動産屋大家さん)の、姦計です。

    (@) : ハウスクリーニングを行う必然性があること
            (専門業者に依頼しなければキレイにならない)
    (A) : 契約書等でハウスクリーニング費用を入居者が負担する旨が明記されている
    (B) : 入居者がハウスクリーニング費用を負担することを理解し、了承している

 つまり、賃貸借契約書に明記されており、入居者の署名捺印があれば、(A) 及び (B) は「聞いていない、知らなかった」では通らず、クリアしていることになってしまいます。

 (@) は、どの程度なら専門業者に依頼してハウスクリーニングを行う必然性があるのかが 難しい問題となってくるので、素人の入居者では立証できにくい。

 以上のことから『賃貸契約書に載せちまえば、こっちのもん!』とばかりに載せてくるのです。

 そのため、入居者は退去時にできる範囲の掃除をして、ハウスクリーニングは不要だということを大家さんに対して示す必要があります。

 もしも退去時にまったく掃除をしていなかった場合は、「入居者がまったく掃除を行っていなかったため、専門業者に依頼してハウスクリーニングをする必要性があった」と判断されてしまう恐れがあるので気を付けなければいけません。






 結論

  •   @大家さん が出している賃貸契約上の条件 の場合

  •   A不動産屋 で仲介を受けるためには必須の、入居者-不動産屋 間での仲介契約上の条件 の場合



     もうすでに、署名捺印してしまっており、これから退去する方。

     賃貸借契約書の特約に『ハウスクリーニング費用が入居者負担』とある場合でも、当然その費用は「世間一般の相場額」でなければならず、明らかに相場を超えるハウスクリーニング費用の請求があったとしても、相場額を超える部分については支払う必要はありません。

     役所や消費生活センターへ相談にいきましょう。
     (見積書(明細)を請求し、他のハウスクリーニング業者に相談しても良いでしょう)


    次の記事 → 『家賃の自動引落手数料』へ


posted by chintai-syokihiyou at 10:00 | 7.クリーニング特約 | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。